最近、エコハウスや省エネ住宅という言葉をよく聞くようになりました。
地球にやさしい、エコロジーな住宅という感じがしますね。
しかし、省エネハウスとエコハウスは、似て非なるもののようです。
エコハウスとは、大きな意味で地球の自然環境に悪影響を及ぼさないものということができます。
それは、最初に家を建てるときの素材で、悪影響を及ぼさないものまた、建てた後に有害物質を発生しないもの。
建てた後に消費するエネルギーもすくないものこのようにトータル的に考えて地球に優しいものがエコハウスと呼ばれています。
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エコハウスは、さまざまな観点から、エコハウスということができます。
家を建てるための素材でも、自然にあるものを使いまた、家がその役目を終えたとき、たとえば解体されるときや廃棄されるときにも有害な物質が残らないものがエコハウスといえるでしょう。
また、長い間使うことのできる住宅も広い意味では、エコハウスということができるでしょう。
省エネハウスは、建築後のエネルギーのロスを少なくすることにより、光熱費を低く抑え、結果として地球への環境にもやさしい住宅のことを言います。
普通は、断熱効果、機密性を高めて夏は涼しく、冬は暖かい家が省エネハウスということができます。
しかし、これだけではなく、換気についても工夫がされており、空気が汚れないような工夫もされています。
大手建築会社のセキスイハイムでは、これらのエコハウス、省エネハウスに力を入れています。
高気密・高断熱設計であり、また、太陽光発電システムなどを搭載したゼロハイムを提案しています。
これらの太陽光発電システムを利用して、オール電化システムを採用し、自然界のエネルギーをとりいえれたエコハウスとなっています。
しかし、これらのエコハウス、省エネ住宅は、どうしても最初に建築するイニシャルコストが多くかかってしまいます。
経済面だけから見るとすれば、通常の家のランニングコスト省エネハウスのランニングコスト、それとイニシャルコストの比較をそれぞれ実施して、何年ぐらいでそれが回収できるかを見極めてから、どのような家を建築するのか検討することをお勧めします。
住宅の省エネルギー基準とは
住宅の省エネルギー基準とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づき制定された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準」及び「同設計及び施工の指針」という告示のことです。
この基準は、1980年に初めて定められ、1992年に改正され、さらに、1999年3月に再度に改正されました。
そして、この199年に改正された、住宅の省エネルギー基準は、「次世代省エネルギー基準」ともいわれています。
最近では、省エネ住宅やエコハウスなどといった地球にやさしく、冷暖房のエネルギーを抑えた住宅を建てることが一種のブームとなっていますが、まさに、その明確な基準のひとつが、住宅の省エネルギー基準ということができます。
住宅の省エネルギー基準は、専門的で難しい基準値などが使用されていますが、簡単に言えば、高断熱・高気密である住宅であり、かつ、室内に汚れた空気をためるのではなく、新鮮な外気を取り入れることができる計画的な換気を行う住宅です。
家を建てることにおいて、この住宅の省エネルギー基準を必ず守らなくてはならないということはありません。
しかし、住宅の省エネルギー基準を守ることにより、住宅ローンを有利に組むことができたり、割増融資を受けることができるので、経済的優遇されます。
住宅の省エネルギー基準を満たす家を建てるには、「建築主の判断の基準」と「設計、施工の指針」を満たさなければなりません。
現在の住宅の省エネルギー基準すなわち、次世代省エネルギー基準では、建築主の判断基準は、いくつかのタイプがあり、いろんな設計を可能とすることができます。
しかし、やはり、家を建てるときに、ハウスメーカーや建築士の方と相談することが一番よいでしょう。
もし、住宅の省エネルギー基準の詳しいことが知りたい場合には、住宅の省エネルギー基準の解説書が、「財団法人 建築・環境省エネルギー機構」から発行されています。
自分で詳しく調査して、家を建てたいという方は、是非この解説書をご一読ください。
また、財団法人 建築・環境省エネルギー機構のHPには、住宅の省エネルギー基準についても詳しく解説しています。
解説書を買うほどでもないという方は、http://www.ibec.or.jp/を参考にするのもよいかもしれません。
外断熱とは
外断熱とは住宅の断熱の方法です。
家を建てようとする人は、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?外断熱と比較されるのが内断熱ですが、どちらにも特徴があります。
近年の建築住宅では、省エネ住宅やエコハウスなど、省エネルギー化がキーワードとなっています。
そのポイントとして、高断熱であることがあげられます。
外断熱とは、その字のとおり、断熱層を建物の外側に取り付ける方式です。
素材は、ポリスチレンやフォーム・ウレタンなどが用いられています。
外断熱のメリットは、家全体が断熱材に包み込まれることになるため、機密性が高くなり、外気の寒暖から遮断されるとともに、内側の温度変動が小さくなるというメリットがあります。
このため、室内は一定の温度に保たれており、少しの冷房で夏は涼しく、冬は少しの暖房設備で暖かくなるというメリットがあります。
また、冬には、家の外側に断熱材があるため、家の内側は、室内温度と同じ温度となり、結露が発生しにくい構造となっています。
そのため、カビやダニの発生を抑えることができます。
これは、柱などが長持ちすることにも当てはまります。
しかし、デメリットもあります。
工事費用は一般的に、内断熱よりも効果になります。
また、断熱材を外壁に取り付けるため、きちんとした工事を行わない場合、取り付けられた断熱材が外れてしまうという事故もおこってしまうことがあるということです。
また、これは、外断熱に限ったことではありませんが、高気密、高断熱の住宅となりますので、きちんとした換気を設計しなくては、汚れた空気が家の中にこもってしまうということもあります。
外断熱は、外断熱工法とよばれることが一般的です。
また、木造住宅の場合は、外断熱工法を外張り断熱工法とよぶこともあるようです。
私も、家を建てるときは、外断熱工法で建てようとおもっています。
しかし、外断熱工法は、日本ではまだまだ歴史の浅い工法であり、内断熱工法の家の法が一般的です。
外断熱工法は、しっかりした建築方法で建てないと、断熱材がはがれたりというトラブルになりかねません。
外断熱工法をしっかり建築できる建築会社を選ぶことも大事なポイントです。